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【キャンプログ】2度目のお泊まりキャンプで遠征!寒さ対策とキャンプ飯のあり方を考えた、2泊3日秋キャンプ

こんにちは。もうそうです。

今回の記事は、10月の初旬に2泊3日で行きました「たびのCAMPING BASE 秋保木の家」でのキャンプの記録になります。わが家としては2回目のお泊まりキャンプかつ、初めての県外遠征でした。前回の反省を踏まえつつ、新たに導入したキャンプ道具のレビューなども行なっていきたいと思います。

 

⓪ 目次

① キャンプ場選び

② 新たに購入した道具と準備

③ キャンプ場紹介

④ 当日の様子

⑤ 反省とふり返り

 

① キャンプ場選び

今回のキャンプは、わが家では2度目のお泊まりキャンプとなりますが、実際に計画されていたのはこちらの方が先になります。というのも、このキャンプは、旅行とセットで予定を組んでいましたので、8月にはキャンプ場の予約も済ませていました。なので前回のお泊まりキャンプは、この遠征キャンプの予行練習的な立ち位置でした。

さて、旅行がメインですので、行き先は既に決まっています。その中で条件に合うキャンプ場を選んでいくことになります。今回の条件は、

仙台市から近いこと

車中泊が可能なオートキャンプ場であること

③ お風呂に入れること

大きくこの3点です。まず、今回の旅行のメインは仙台市にあるアンパンマンミュージアムに行くことだったので、そこへのアクセスがよいことが第一条件となります。

次に、2泊3日であることや日中サイトを離れる時間帯があることから、ギリアのインナーテントは2人用を使って、リビングスペースを幕内にすることにしました。そうなると下の子と妻は車中泊になるので、車を横付けできて、車中泊も可能なキャンプ場がマストとなります。オートキャンプ場の中には、車中泊を禁止としているところもあったので、注意が必要かと思います。

最後に、やっぱり妻の希望としてお風呂は欠かせません。条件に合うキャンプ場を調べたところ、上記の「たびのCAMPING BASE 秋保木の家」

ヒットしたため、こちらに決めました。レビューが少なく心配していましたが、とても過ごしやすい、よいキャンプ場でした。キャンプ場については、後ほど詳しく触れたいと思います。

 

 

② 新たに購入した道具と準備

前回の反省を基に、キャンプ道具を見直しました。まずは新たに購入した道具を紹介します。

前回のキャンプ終了後、妻と相談して欲しいものリストをまとめました。この中で、今回新たに追加したキャンプ道具は、ジャグ(調理用、手洗い用)、跳ね上げ用ポール、サブランタン、ランタンハンガー、アルミマットになります。さすがに全ての道具を一度に揃えるだけの余裕はないので、必要性が高いものから購入しました。

 

 

① ウォータージャグ

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ウォータージャグは2種類購入しました。飲み水兼調理用にフィールドアの10Lの折りたたみジャグを、手洗い用途にイワタニの5Lのジャグをそれぞれ購入しました。

結論からお伝えすると、フィールドアのジャグはコックの根本から漏水してしまい今回のキャンプでは満足に活躍できませんでした。(後日締め直したところ、通常通り使用できました。ただ、コックの緩みが移動中に起きたのか、最初からだったのか判断つかず、信頼は置けないかなあという印象です。)また、コックが子どもには固い、止水ジッパーはもっと固い、水がある程度入っていないと自立しづらいといった気になる点が目についてしまい、イマイチさを感じました。飲み水兼調理用という用途であれば、ソフトタイプである必要は薄かったかなと反省しています。

反面、イワタニのジャグは容量こそ5Lとやや少なめですが、しっかりと自立し、またエニーロックのシステムが素晴らしく、使い勝手は抜群に良かったです。これはおすすめできます。

 

 

② 跳ね上げ用ポール

跳ね上げ用ポールもフィールドア。ジャグは少し残念な出来でしたが、国内メーカーでこの価格はやっぱり魅力的ですね。

併せてセリアの自在付ガイロープ、ガイロープマーカーも購入しました。

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ガイロープマーカーは想像していたよりも明るく、実用的でした。昼白色かつ電池交換不可でしたので、次に購入するときは電球色で電池交換可能なものにしようかと思います。

 

 

③ サブランタン&ランタンハンガー

サブランタンにみんな大好きゴールゼロ。今や市場には本家そっくりなジェネリック品が多数出回っていますし、お小遣い民である私も他のキャンプ道具ではその恩恵を受けている身ですが、ゴールゼロに関しては本家を買いたかったという思いがありました。2、3周遅れな感は否めませんが、所有欲が満たされた買い物でした。

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ランタンハンガーはダイソーで購入。節約するところは節約しないとお財布がやばいのです。いずれはスタンドも購入したいと思っていますが、いつになるのやら。ちなみにスタンドだったら地面に打ち込むタイプがいいのかなって思っています。三脚タイプは子どもが躓きそう。

 

④ アルミマット

寝具不足のわが家ですが、今回も寝具に回すだけの予算はありませんでした。車中泊も活用することを考えると、上の子にインフレーターマットを使ってもらえば後は私の寝床だけなので、セリアの両面アルミマットを購入しました。もちろん、過度の期待は全くしておらず、就寝着を手厚くすることでカバーしようと目論んでいました。

今回は購入しませんでしたが、次にマットを購入するとしたらクローズドセルマットを試してみたいと思います。

 

 

思ったより購入品紹介が長くなってしまいましたが、事前準備の話も少しだけ。

前回のお泊まりキャンプでは、妻と私で準備の分担をしましたが、妻は私のキャンプ道具についてはほとんど知らない状態だったことが反省点でした。今回はExcelで作成したチェックリストをもとに準備を進めました。おかげで前回以上にスムーズに進めることができました。情報共有は大切ですね。ただこの方法は、妻の「いつこんなに買ったの?」という追及を受ける恐れがあるため、注意が必要です。

 

 

③ キャンプ場紹介

今回訪れたキャンプ場は、仙台市太白区秋保町「たびのCAMPING BASE 秋保木の家」です。天守閣自然公園内にあるオートキャンプ場で、近くにはロッジ村もあります。ここでは実際に利用してみて感じた良かった点、改善してほしい点を挙げたいと思います。

 

 

【良かった点】

まず何より良かったのが、鹿乙の湯です。秋保温泉の源泉を引いた加水なしの温泉を楽しむことができます。なっぷの基本情報では入浴時間が17:00〜20:00となっていますが、わが家が訪れた際は22:00まで入浴できました。子どもを寝かしつけた後入る温泉は格別でした。

2点目は清潔感です。トイレは泡で流すタイプだと口コミで知っていたので若干不安だったのですが、しっかりと管理されているようで使用していて嫌な感じは全くなかったです。炊事場、風呂場なども同様で、気持ちよく利用することができました。ゴミも指定の場所に捨てることができ、助かりました。炊事場の臭いが気になるという口コミもありましたが、確かに臭いはするものの、まあ許容できる範囲かと思います。わが家はそれほど気になりませんでした。

3点目は天守閣自然公園です。2日目の朝、上の子と少しだけですが散策を楽しみました。池のコイを眺めながら短い時間ながらも自然を満喫することができました。スケジュールの都合上、手前のエリアだけで切り上げてしまいましたが、もっとゆったりと散策していたいと思える場所でした。

4点目は余裕のある区画サイトです。わが家はギリア1張のみで、リビングスペースも幕内に設置したため随分とスペースを持て余していましたが、タープを張ってもまだ余裕がありそうな感じがしました。周りのファミリーキャンパーさんたちは2ルームテントが多かったです。また、わが家は使用しませんでしたが電源サイトです。

 

 

【改善してほしい点】

全体的に満足度高く利用することができましたが、15時のチェックインは遅め。わが家は2泊3日の日程だったので2日目の朝は比較的余裕がありましたが、1泊の方はキャンプ場滞在中に自然公園を散策する時間があるのか疑問です。せっかく魅力的なスポットが施設内にあるのだから、もう少しチェックインが早ければもっと色々できそうなのになと感じました。

 

 

④ 当日の様子

前回のキャンプがよほど楽しかったのか、はたまたアンパンマンミュージアムの魅力か、上の子は前日の夜からテンション高くはしゃいでいました。そんな娘を尻目に準備を進めます。

翌朝、仙台市までの移動時間はおおよそ4時間程度なので、朝は余裕をもってスタート。道中の道の駅で昼食を済ませます。

キャンプ場近くのスーパーとホームセンターで初日の夕食と2日目の朝食の材料、薪などを購入し、キャンプ場に着いたのが4時前。早速、設営に取り掛かります。初めてサイドパネルの跳ね上げを試みましたが、これは問題なくできました。お手軽に空間を広くすることができるので、おすすめです。

その後は夕飯。妻と子どもたちがお風呂に入っている間に準備を進めます。

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初日の夕飯はペッパーランチ風。鉄板の上に全部乗せて焼くだけとお手軽なのに満足度が高い!子どもたちももりもりと食べていました。焼き上手さんαは今回から導入したのですが、その楽ちんさに驚きました。よい。

その後は少し焚き火を楽しみ、上の子を寝かしつけた後に温泉にゆったり浸かり、疲れを癒します。心配していた寒さですが、二重のアルミマット+幼稚園用のマットでも底冷えは感じず、ぐっすり眠れました。就寝着は、上はワークマンメリノにArc'teryxのMotus AR Hoodieとmont-bellのシャミースジャケットを、下はワークマンメリノ

とSTATICのAPOSTLE LT PANTSでした。

 

 

翌日、ゆっくりと起床。連泊は朝の忙しなさがなくていいですね。今後もできるなら連泊したいと思います。朝食はホットドッグとミニトマト。ここでも人数分のソーセージを焼いたり、パンに焼き目をつけたりと焼き上手さんαが活躍しました。これは今後、焼き上手さんαなしのキャンプ飯は考えられないレベル…。その位便利さが際立っていました。

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その後は天守閣自然公園を少し散策し、

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コイを眺めてからアンパンマンミュージアムに出発しました。

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いやあ、アンパンマンミュージアム控えめに言って最高でした。この手のアミューズメント施設はあまり行ったことがなかったのですが、どっぷりとアンパンマンの世界観に浸ることができました。意外だったのは上の子のはしゃぎっぷり。さほどアンパンマンにハマることなく5才を迎えた娘だったのですが、ステージやグリーティングでは目をキラキラさせて喜んでいました。とても素敵で、とても貴重な時間でした。

 

 

満喫し過ぎてミュージアムを出る頃にはもう夕方。慌ててスーパーで買い出しを済ませ、キャンプ場に戻ります。夕飯は焼肉。初日と同じように妻と子どもがお風呂に入っている間に準備を済ませ、食事の時間となりました。食事のスタイルは、私がサイドパネル下で肉を焼き、幕内の子どもや妻に提供する形で行っていましたが、妻は全員で食卓を囲みたい思いもあり、今後のキャンプ飯のあり方を考えました。やはりタープを設置してその下にリビングダイニングスペースを設けるのが満足度高いのかな、なんて思っています。

 

 

夕食が終わった後は、焚き火を少し楽しみました。

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娘たちが喜ぶかなと、焚き火の色が変わるやつを使ってみました。上の子はとてもいいリアクションをしていましたね。100均にも売っていますし、オプションとしては良いのではないでしょうか。
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前回お湯の大切さに気付かされたので、今回は意識的にお湯を切らさないようにしていました。トランギアのケトルは様になりますね。沸いたお湯はもちろんアルパインサーモボトルでキープ。これで翌朝も温かいコーヒーが湯沸かしなしで飲めます。

翌日が朝から雨予報だったので、片付けられる道具は片付けて就寝。娘を寝かしつけた後、最後に温泉を楽しみ、リラックス。無事にキャンプが終わりそうなことに安堵しつつ、眠りにつきました。

 

 

翌朝は予報通りの雨。それでも大きなトラブルなく撤収を終え、キャンプ場を後にします。(タオル等を干していたハンギングラインを放置したままだったことが後日判明。着払いで送ってもらえました。反省。)

子どもも妻も、満足度の高い2泊3日となりました。これでわが家の今シーズンのお泊まりキャンプは終わりになりますが、帰りの車内では既に来シーズンに向けての会話が弾みました。来シーズンは春先から行けるといいなと思います。

 

 

⑤ 反省とふり返り

今回はお泊まりキャンプ2回目にして、初の遠征、連泊だったのですが、前回のお泊まりキャンプを経験しておいて良かったなあと感じることが多々ありました。

前回の不満点は概ね解消され、全体的に満足度の高い3日間だったと思います。この項では、特に良かったと感じた点を3点、今後に向けた改善点を2点挙げていきます。

 

 

【良かった点】

1点目は、今回から導入した「焼き上手さんα」です。このようなカセットコンロがあるだけで、料理の幅が広がったり、時短につながったりすることを実感しました。今回はプレートを外して使用するシーンはなかったのですが、プレートを外して鍋物をすることも可能ですので、これはファミリーキャンプをされる方には是非おすすめできる道具だと思いました。焼肉の際には、油が溜まってしまうので、焼肉専用のプレートを追加購入しようか検討中です。

 

 

2点目は、サブランタンとランタンハンガーを追加したことです。これにより、テント周りの明るさ問題は一気に解決しました。ガイロープマーカーも微力ながら貢献していました。

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今後、タープを導入するなど居住エリアが拡大するともう少し追加した方がいいのかなとも思いますが、現状では満足しています。

ファミリーキャンプを始められる方は、メインランタン1つとサブランタン2つが目安になるかと思います。

 

 

3点目は、キャンプ道具ではないのですが、温泉付きのキャンプ場を選択したことです。やっぱり1日の終わりに湯に浸かることができるだけで、翌日の疲れが全然違いますね。子どもも小さいので、しばらくはお風呂に入れるキャンプ場を中心にチョイスしていこうと思いました。

 

 

【改善点】

1点目は、リビングスペースのレイアウトです。特に食卓をどう設置するかを考えました。家族みんなが一緒に食卓を囲めるようなレイアウトを今後考えていきます。タープを導入し幕外にリビングスペースを設ける方法もあるでしょうし、焚き火台をBBQコンロとして、囲炉裏テーブルを囲んで食事ということもあるでしょう。収納を工夫してスペースをつくれれば、ギリアの前室部でも4人でカップラーメン位は食べられそうです。これは、キャンプ飯の種類によっても変わるところだと思いますので、今後ゆっくりとわが家にとっての納得解を探していきたいです。

 

 

2点目は、寝具についてです。今回のキャンプでは、下の子と妻は車中泊を選択しました。それはそれで選択肢としてはアリだと感じましたが、家族みんながテントに泊まれるよう寝具は整えていきたいと思います。現状マットもシュラフも足りていない状態なので、来秋位には揃えられるといいなあという気持ちでいます。

個人的には、登山にも興味をもち始めたこともあり、併用できそうな軽量シュラフ、クローズドセルマットあたりは1つ持っておきたいところ。さらに余談ですが、ゆくゆくは所持しているギリアに下の子と妻が寝て、山岳用の軽量テントに上の子と私が寝るというサイト内別居のようなシチュエーションを妄想しています。2人用の軽量テントがあれば親子デュオキャンプも行きやすいですし、キャンプの幅が広がりそうです。予算は全く足りていません。

 

 

兎にも角にも、初めてのお泊まりキャンプシーズンが終わりました。「キャンプに行ってみたい」と思い立ち、道具や情報を集め出してから3年以上が経ちましたが、わが家にとっての遊びの選択肢が増えたことは素直に嬉しいです。また、これまでちまちまと集めてきたキャンプ道具たちがようやく日の目を見られたことも感慨深いです。集めているうちに途中から、その機能美や造形美に惚れ込み、半ばコレクション要素で集めていた感があったので。でもやっぱり、キャンプ道具は使ってなんぼですね。改めて肝に銘じます。

 

 

というわけで、今回の記事は、10月の初旬に2泊3日で行きました「たびのCAMPING BASE 秋保木の家」でのキャンプの記録でした。キャンプを始めたいと思っているどなたかの参考になれば幸いです。それでは、また。